クレイアニメのメイキングが凄い!!
2014.09.05
ストップモーションで作るクレイアニメ。
登場人物を粘土などでつくって、コマ撮りで一つの作品に仕上げていくとても手間のかかる作業。
また、粘土なので型崩れしやすく撮り直しがとても難しい。
映画を作るとなると、相当時間かかるし苦労が耐えなさそうです。
メイキングを観てみると・・・・スゴイ(笑)!
表情の作り込みや動かし方など、想像を絶する労力があってこその作品なので、ぜひ「クレイアニメのメイキング」をみてから、映画を観てください!!
クレイアニメの進化
クレイアニメといえば、「ひつじのショーン」や「ウォレスとグルミット」などイギリス作品が多めです。
クレイアニメの映画では、ティム・バートン監督の「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」、「フランケン・ウィニー」、「ティム・バートンのコープス・ブライド」などが有名。初めて観たときはその精巧な作りに衝撃を受けたのを覚えています。
表情が違う頭をあらかじめ何種類か作っておいて、それを1コマずつ取り替え撮影しています。
また、ティム・バートンのクレイアニメでは、顔の表情筋を再現する機械が内蔵され、シリコンでできた人形の皮膚が引っ張られることでさまざまな表情が可能になりました。
「The Making Of-The Nightmare Before Christmas.VOB」
ライカ・エンターテインメント
粘土を使ったクレイアニメでは、最高峰にして最先端のアニメスタジオとして名高い「ライカ・エンターテインメント」が、クレイアニメをさらに進化させました。
代表作は「コララインとボタンの魔女」(2009年)、 「パラノーマン ブライス・ホローの謎」(2012年)。
ご覧になった方はクレイアニメでもその違いに気付いているかもしれませんが、ライカ社がとった手法は2つ。
1.“リプレイスメント・アニメーション(置き換え式アニメーション)”
伝統的な手法で、ポーズを少しずつ変えた複数のモデルを作って置き換えながら撮影する方法です。
これに、顔の上半分と下半分をそれぞれお面のようなパーツを作り組み換えによって何万通りもの表情をあらかじめ作っておくことで、この手法が生きています。
「パラノーマン ブライス・ホローの謎」では、160万とおりの表情を作ったのだとか・・・
2.“ラピッド・プロトタイピング”
彫刻した粘土で型をとり、複製していろんな表情をつくるのが通常です。
この手法は、彫刻した粘土を立体スキャナーで取り込みCGにします。
ですので、表情の作り込みはCGで行い、3Dプリンターでパーツを作る手法でかなり効率アップもできるし、何十倍もの表情パターンか簡単に作れちゃいます。
そのメイキングがこちら
「ParaNorman (2012) : Production : Behind The Scenes」
3Dストップモーション・アニメ
そして今年、3Dストップモーション・アニメ作品「The Boxtrolls(ザ・ボックストロールズ)」を2014年9月26日に公開します。
URL:
http://www.theboxtrolls.com/
独特な世界観、豊かな表現力がスゴイ!
そしてそして、こちらがメイキング
日本での上映が楽しみ!
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